ランドローバー、IAA2017で新型「ディスカバリーSVX」を初披露。走破性向上に拘り

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ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover Automotive PLC、本社:英国・コベントリー、CEO:ラルフ・スペッツ<Ralf Speth>)のランドローバーブランドは、フランクフルト・モーターショー2017でオールテレイン能力を極めた、新型「DISCOVERY SVX」を初披露した。

この「DISCOVERY SVX」は、同社ブランドによると究極のオールテレイン能力を持った、スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)の製品ラインアップに新たに追加となるモデルであると云う。

具体的には、オンロード上でのパフォーマンスを発揮する「RANGE ROVER SPORT SVR」、上質なラグジュアリーを提供する「RANGE ROVER SVAutobiography」と共に、SVOの3つの柱を担うモデルとなっている。

この「DISCOVERY SVX」は、2018年に製造開始予定で、英国にあるSVOテクニカル・センターの熟練した職人たちによって手作業で組み立てられる初のランドローバー・モデルになる。

「DISCOVERY SVX」について、ジャガー・ランドローバー スペシャル・オペレーションズのマネージング・ディレクターのジョン・エドワーズ氏は、「SVOのデザイナーたちがランドローバー・チームに加わり、エンジニアと協力することで、彼ら自身が持つ冒険に対する情熱を製品に注ぎ込みました。

その結果、ランドローバーのラインアップに、新たな価値を持ち、多用途性に富んだモデルを誕生させることができたのです。

DISCOVERY SVXでは、すべてのランドローバー車の基本的価値である卓越したデザインと整合性のとれたエンジニアリングが組み込まれています。

そして、ランドローバーの伝統であるオールテレイン能力と冒険心が組み合わさることで、究極のオフロード性能を提供します。

2016年の発表以降、ランドローバーの頑強で安全な軽量なアルミニウム構造を採用した5代目の「DISCOVERY」は、世界中でフルサイズの多用途SUVとして高い評価を集めており、SVOによる「SVX」の名前を冠する初のランドローバー・モデルとして最適なベースモデルです」と語っている。

一方、SVOのディレクター、マーク・スタントンは、「同車は、ランドローバーがもつ究極のオールテレイン能力をダイナミックかつ傑出した形で提供し、家族全員に愛される、強固かつ多用途性を備えたSUVを実現しています。

どのような地形でも、苦労することなく簡単に、止まることなくスムーズに走破でき、そしてコネクティビティ環境も充実しています。

快適性や実用性を妥協することなく、さらに上をいくレベルのオールテレイン能力を実現したこのクルマは、まさにオフロード走行の愛好家向けのために開発・設計したモデルなのです」と述べた。

さらにランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバン氏は、「すべてのランドローバー車に備わっている、卓越したデザインと整合性のとれたエンジニアリングの組み合わせは、私たちの仕事の根幹をなすものです。

このクルマは、オフロード性能をさらに向上させることで、DISCOVERYシリーズの優れた多用途性を新たなレベルに引き上げました。

特別にチューンアップした5.0リッターV型8気筒スーパーチャージド・ガソリン・エンジン(最高出力525PS・最大トルク625Nm)を搭載し、サスペンションは苛酷な地形であってもドライバーが安心して走行できるよう調整されています。

そして、DISCOVERYシリーズ初となる油圧式アクティブ・ロール・コントロール(H-ARC)を採用しています。

これにより、ホイール・アーティキュレーション、ボディコントロールが向上するほか、オフロード走行時のトラクションが高められ、オンロードでもボディの横揺れを低減して滑らかで安定した走行が可能です。

『DISCOVERY SVX』は、他に類を見ない真のオールテレイン能力をもった車両の開発・製造に定評のあるランドローバーの優位性をさらに強化し、究極のオフロード性能を求めるお客様を魅了するモデルとなるでしょう」とコメントした。

ちなみに「DISCOVERY SVX」の車体構造を見ると、軽量アルミニウムのモノコック車体構造と4コーナー・エアサスペンション・システムの両方を強化。

ロングトラベル・ダンパーと改良ナックルの採用、さらにアルミニウム合金のアロイホイールに直径815mm、275/55 R20のグッドイヤー製Wrangler全天候型大径タイヤを装着することで、アプローチ・アングル、デパーチャー・アングル、ブレークオーバー・アングルを拡大させている。

また、車両の仕様に併せて調整されたアクティブ・センター・ディファレンシャルと、電子リア・ロッキング・ディファレンシャルを搭載し、テレイン・レスポンス2オートと連動することで、あらゆる路面で最適なトラクションを発揮。

これらのハードウェアの改良に加え、ツインスピード・トランスファー・ボックスを備えた8速オートマチック・トランスミッション専用のソフトウェア・キャリブレーションも行ったと云う。

さらに「DISCOVERY」が誇る、ヒル・ディセント・コントロール(HDC)、エレクトロニック・トラクション・コントロール(ETC)、アダプティブ・ダイナミクス、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、オールテレイン・プログレス・コントロール(ATPC)、電動パワーアシスト・ステアリング(EPAS)を搭載。

ドライブセレクト・ロータリー・シフターの代わりにDISOCOVERY初となるピストル・シフターを採用し、オフロード走行時でも最適なギア選定ができるようになっている。

外装は専用色である光沢のあるテクトニック・グレイで、内装は、ルナとライトオイスターを組み合わせてラッシュオレンジのアクセントを入れている。

加えて「SVX」ロゴのあるシートは「X」と目打ち加工がされており、さらにナルヴィクブラックの「V8」バッヂ付サイドベント、ナルヴィクブラック・ダイナミックグリル、シルバー・ルーフレール、暗がりでの視認性を高めるために2つのライトポッドを備えたルーフ取り付けユニットなども装備している。