独アウディ、Q8をワールドプレミア

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独・アウディAG(Audi、本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長兼CEO:ルパート・シュタートラー)は6月5日、4ドアSUVでラグジュアリークーペも連想させるフォルムのQ8を発表した。このAudi Q8は、2018年第3四半期にヨーロッパ市場に導入される見込みだ。

同社によると、「Q8はエレガントなスタイルと、大型SUVの多用途性を兼ね備えています。豪華な装備、包括的なコネクテッド機能、卓越したオフロード性能を特徴とするこのクルマは、ビジネス及びレジャーの理想的なパートナーとなるでしょう」と消費市場に向けて訴求している。

実際Audi Q8は、アウディブランドのSUVの中でも一番高いプレステージ性を特徴とするクルマに仕上がっている。このSUVクーペの全長は4.99m、全幅は2.00m、全高は1.71mで、姉妹モデルのQ7と比較すると、幅は広く、全長と全高は短く低くなった。

ホイールベースは約3.00mに設定され、室内長やヘッドルームを含むほとんどの室内寸法でリヤシートの定員は3名。必要に応じてシートを前後に調整することが可能。リヤシートの背もたれを折りたたむと、ラゲージコンパートメント容量を最大で1,755ℓまで拡大することができ、リヤゲートは電動式となっている。

エクステリアデザインでAudi Q8は、Qファミリーの新しい顔となる八角形デザインのシングルフレームグリルが目立つ。この直立した力強いラジエーターグリルと左右に延びるフロントスポイラーと立体的な造形のエアインレットによって、強い押し出し感わ演出。ホイールアーチ上には、特徴的なquattroブリスターが設置され、最大22インチのホイールを装着することができる。

サスペンションと駆動システムは、アウディ伝統のquattroシステムを踏襲している。具体的には機械式のセンターディファレンシャルを備え、通常走行時は40:60の比率で前後のアクスルにパワーを配分する。さらに必要に応じて、より優れたグリップを得たい時には、パワーの大部分を前輪または後輪のアクスルに配分することが可能だ。

またAudi Q8には、減衰力調整機能を備えたサスペンションが標準装備され、オプションとして自動車高調整機能を備えたアダプティブエアサスペンションも用意された。このサスペンションの婆は、コンフォートまたはスポーツモードに設定することが可能で、走行条件やドライバーが選択したモードに合わせて車高を90mm調整する。

操舵ではステアリングホイールの操舵角が増すにつれて、ステアリングレシオをよりダイレクトに変化させるプログレッシブステアリングとなっており、オプションでオールホイールステアリング(4輪操舵)も提供される。

このオールホイールステアリングは、リヤホイールを最大5度まで操舵庚だ。また低速では、フロントとは反対方向に操舵することによって取り回し性を改善し、高速ではフロントと同じ方向に操舵することによって安定性を高める。

なおすべての駆動システムは、刷新された48ボルトのマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)を搭載。リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネータースターターが組み込まれており、制動時には、最大12kWの電力を回生してバッテリーを充電。これによってエンジンを停止させた状態で一定時間コースティング(惰性走行)することが可能となり、このスタート/ストップ機能は22km/hから作動する。

室内に眼を転じると、MMIタッチレスポンスディスプレイがある。このブラックパネルのディスプレイは、イグニッションスイッチをオフにすると、ブラック基調の装飾トリムパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなる。

フラットなエアベントストリップから、ティプトロニックのセレクターレバーが設置されたセンタートンネルに至るまで、すべての要素はお互いに理論的な関連性を備え、夜間はオプションのアンビエントライティングが、インテリアの特徴的なラインを照らし出す。

このMMIタッチレスポンス操作コンセプトによって、ほぼすべての機能は、2つの大型ディスプレイを介して操作することができる。10.1インチの上部ディスプレイは、インフォテインメント及びナビゲーションシステムを制御するために使用され、8.6インチの下部ディスプレイは、ヒーター/エアコンディショナー、コンビニエンス機能、テキスト入力に使用する。

さらに自然言語に対応したボイスコントロールにより、Audi Q8は、インテリジェントな対話のパートナーとなる。ドライバーは日常会話をするように、ボイスコマンドを発話することができる。

なお走行に関する情報は、フルデジタルのアウディバーチャルコックピットに表示される。高解像度の12.3インチディスプレイは、マルチファンクションステアリングホイールを介して、2種類のビューを切り替えることができ、ヘッドアップディスプレイは、ナビゲーション用の詳細なガイダンスを含む、重要な情報をフロントガラスに投影する。

最後にドイツ国内に於けるAudi Q8は、駐車場、市街地、ロングドライブなど、あらゆる状況でドライバーをサポートする。

アダプティブクルーズコントロール、予測効率アシスト、交差点アシスト、レーンチェンジ警告、縁石警告、360°カメラなどがあり、このアシスタンスシステムのハイライトは、2019年の初頭に導入予定のリモートガレージパイロットであろう。

このシステムは、ドライバーによる監督の下、Audi Q8の車庫入れや車庫から出す操作を自動的に行うことができる。ドライバーは事前にクルマから降りて、スマートフォンのmyAudiアプリを使用して駐車プロセスを開始。(リモート)パーキングパイロットで同様の利便性を提供する。

これらの機能は、セントラルドライバーアシスタンスコントローラーによって実現。同ユニットは車両周囲の詳細な環境モデルを連続的に算出し、それをアシスタンスシステムの制御に利用。必要なデータは、選択されたオプションに応じて、最大5基のレーダーセンサー、6台のカメラ、12個の超音波センサー、1基のレーザースキャナーから取得される仕組みだ。