HERE、最新技術をIAAで発表。アウディA8の走行経路ガイドで位置測位技術を磨く


HERE Technologies (本社:オランダ・アムステルダム、社長:Edzard Overbeek)は、独・アウディ AG(本社:ドイツ・バイエルン州インゴルシュタット、取締役会長:ルパート・シュタートラー)と共に、新型Audi A8の開発過程に於いて、ドライバーがいつでも、より便利で効率的に安全な運転をできるように取り組んできた。

そんな新型Audi A8は、欧州中央時間9月7日のフランクフルト国際モーターショー(IAA)2017で発表され、現在、第5世代に入っている。

そして同車は、HEREの高度なナビゲーション、位置情報技術を搭載し、何気ない日常において、常にパーソナルで使い勝手のよいガイダンスを提供する。

移動は専用のコンパニオン・アプリケーションからスタートする

実際のそのガイダンスは、Audi A8に乗車する前から始まる。HEREのガイダンスシステムは、スマートフォンやウェブ上のコンパニオン・アプリケーションを用いれば、事前の計画段階で行程とルートをデバイスから車に同期することができる。

スマートフォン用アプリが、駐車中の車までのファーストマイルガイダンスを行い、さらに駐車した車から最終目的地までのラストマイルガイダンスをスムーズに提供していく。

表示画面は新世代のMMI(R)ナビゲーションシステムによる高精細地図

運転する車内では、新世代のMMI(R)ナビゲーションシステムが、高精細の3D表示の市街地の地図や地形図を車のクラスター、ヘッドユニット、リアスクリーンに表示し、Audi A8のインテリア性を高める。

また表示される地図は、適切に簡略化しつつ重要な情報を伝えるよう、綿密に設計されている。

例えば、ランドマークのような重要な視覚的な 目印は、注意をそらすことなく一目で認識できる。

地図の操作性については、複数の画面からアクセス可能で、乗車している全ての人が双方向のやり取りで、地図を使い、場所を検索し、目的地を設定したりすることができるようになっている。

移動中の予定変更や、思いがけないアクシデントでも予測可能でパーソナルなガイダンス徹する

このMMIナビゲーションシステムは、現在の道路状況や路上の潜在的危険性に関するライブ情報を学習し、ドライバーが最適な通勤経路を選択できるよう支援する。

次に車が目的地に近づくと、システムが近隣の駐車場を表示することで駐車場探しも支援していく。

なかでも最も革新的な新機能では、指先で経路をドラッグすることでルートを調整する機能が搭載されている。

例えば、移動中にドライバーや同乗者の気が急に変わったり、選択したルートで何か想定外のことが起きたりした場合でも、地図にタッチして、この先の道を通らないように車に伝えることができる。そうすることで、システムは即座に、近くの別のルートを探し出す。

ドライバーも車載コンピューターも頼りにできる、先進的なマッピング

また走行中、Audi A8は数キロメートル先の予測道路データを用いて道路モデルに従い、車がセンサーの届かないところを効率的に「見る」ことができるようになっている。

この道路モデルはHEREが開発した「」により作成されるもので、このソフトウエアは「道路の車線構成や、ジオメトリーなどの詳細な道路情報」と、「交通状況、潜在的な危険性、速度制限」などの動的データという二つの情報から成っている。

HEREのElectronic Horizonは、これらの情報を、定速走行・車間距離制御装置(通称名:ACC:Adaptive Cruise Control)や交通標識認識といった、車のADASアプリケーションが使用できるデータに変換し、その性能をさらに高める。

サードパーティを含め、さまざまなデータソースから動的な情報を取り込む

HEREのElectronic Horizonは、サードパーティを含めさまざまなデータソースから動的な情報を取り込む能力を備え、HEREのADAS地図データを利用する。

それは「HD-ready」で、高精度の地図データを利用することが可能であり、HEREの極めて高度な自動運転車向けクラウドサービスHERE HD Live Mapにも対応している。

また同ソフトウエアを活用して将来的に、Audiは、HD Live Mapに切り替えて、自動運転機能を搭載したモデルをさらに強化していくと語っている。

加えてAudi A8のナビゲーションシステムはまた、あらゆる道路で車線内に車を維持するための精度の高い機能を提供する。
例えば環状交差点でも車はドライバーに対し、どの車線に入っているかを知らせ、回って出るときに走行すべき車線を示す。

またHERE Technologiesの車載地図は、3か月に一度クラウド経由で自動更新されるため、いつでも最新の状態となっている。

最後に今後、Audi A8に提供しているHEREの先進的なナビゲーションと位置情報技術は、Audiが今後リリースしていく新型モデルの他に、フォルクスワーゲングループで展開している特定の車両においても、搭載される予定となっている。

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