JARI、公道実験を前提とした⾃動運転の「事前テストサービス」開始


一般財団法人日本自動車研究所(所在地:東京都港区、代表理事長:山根 庸史、以下JARI)は 公道における⾃動運転⾞の実証実験実施に向けた、実験⾞両の安全性に関する⾃動⾛⾏システムの性能試験とテストドライバの対応⼒の試験・訓練を⾏う事前テストサービスを 2 月より開始する。

各製品メーカーによる自主的な⾃動運転車の公道実証実験にあたって、警察庁より「⾃動⾛⾏システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」が示されている。

警察庁の⾃動⾛⾏システムに関する公道実証実験のためのガイドライン(2016/5): 

上記の「⾃動⾛⾏システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」では、実験主体に対して公道実証実験の内容等に即した安全確保措置として、実験施設等における以下の確認が推奨されている。

  • 公道における実証実験の実施前に、実験の内容を踏まえ、公道において発生し得る様々な条件や事態を想定した⾛⾏を⼗分に⾏い、実験⾞両が、⾃動⾛⾏システムを用いて安全に公道を⾛⾏可能であることの確認(4 公道実証実験の内容等に即した安全確保措置 (1), p.2)。
  • テストドライバは公道実証実験の実施前に、⾃ら実験⾞両のシステムを用いて運転し、緊急時の操作に習熟していることの確認(5 テストドライバーの要件 (3), p.4)。
  • 新たなシステムを用いて公道実証実験を実施しようとする場合(既に公道実証実験で⼀定の安全性が確認されているシステムに新たな機能を付加する場合を含む)には、当該システムの機能や実施しようとする公道実証実験の内容に沿っていることの確認(4 公道実証実験の内容等に即した安全確保措置 (2), p.2)。

そこで上記公道⾛⾏前の実験施設等で、システムとテストドライバの現状把握と緊急時の操作に習熟していることが必要と考えたJARI は⾃動運転評価拠点「Jtown」において、実験⾞両の安全性に関する事前テストサービスを具体化することにした。

実際の公道実証実験時には、⾃動⾛⾏システム(以下、システム)が対応できない場合や、緊急時に運転者席に乗⾞する者(以下、テストドライバ)が適切に対応して安全を確保する必要がある。

このためJARIでは、これを前提にシステムとテストドライバの双方をテストコースで事前にテストできるサービスを用意した。

テスト内容は、公道実証実験の先⾏事例(⾦沢⼤学)に於いて、公道を⾛⾏する前に実施した内容を参考に「基本レベル」と「応用レベル」を用意。

各々のテストシーン毎にシステムとテストドライバが、それぞれどのように対応したかを計測・記録する。

さらに、雨天などを模擬した特異環境テストによって、システムの周辺環境を認識する性能が保たれるかも試験することができる。

こうした事前テストの実施によって、現時点でのシステムの性能とテストドライバの対応⼒を把握できるようになるため、「事前テストサービス」では公道実証実験に向けた課題の確認、システムの改良、テストドライバの訓練などに活用できるようなサービスを用意している。

サービスの詳細は下記URLのPDFを確認されたい: 

サービスの問合せは企画・管理部、研究推進グループまで
〒305-0822茨城県つくば市苅間2530
一般財団法人日本自動車研究所
企画・管理部 研究推進グループ
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