BMW、CES2016で最新のユーザー・インターフェースを公開

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-12

ビー・エム・ダブリューAG(BMW AG本社:バイエルン州ミュンヘン、社長:ノルベルト·ライトホーファー、以下、BMW)は、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーことCES2016(2016年1月6日〜9日、於ラスベガス)で出展・発表するコンセプトカーを公開した。

同社グループは、同ショーに於いて、コネクテッド・カー分野におけるリーディング・ポジションとしての立ち位置を示唆していく構え。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-13publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-10publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-5

出展車両は、同社のハイブリッドスポーツカーi8を筆頭に多彩だが、いずれも、その大きな特徴は新たにお目見えするスタイリングのみならず、同社独自のユーザーインターフェイスの設計思想にある。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-14

これまで自動車のユーザーインターフェイスには、つまみやボタンなどの物理的な接点操作に始まり、昨今のスマートフォンに端を発するタッチセンサーへと進化してきたが、今回の出展車両には、その代表例となるジェスチャーコントロールの「AirTouch」を初めとする最新のデジタル技術が駆使されていてる。

手の動きを3次元で捉えるAirTouch自体は、2015年に発表された7シリーズで採用されており、決して目新しいものではないが、詳細は百聞に如かずで、上記、同社の昨年公開動画をご覧頂く方が分かり易いだろう。映像自体は比較的長いが、AirTouchの場面は動画の序盤で登場している。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-6 publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-18

具体的には、手の動きを3次元で捉えるセンサーで拾い上げ、タブレットデバイスを空間で利用するように操作していくものだ。

またジェスチャー・コントロールは、ドライビングポジション上だけに限らない。特別なアプリを使用しなくても複雑なプロセスを自動的に実行する機能にもチャレンジしている。

例えばBMW i3では、「ジェスチャー・コントロール・パーキング」と題してジェスチャーを認識して完全自動化による駐車場の出し入れを実現する。

加えて搭載されたモビリティ・ミラー・ディスプレイには、個人用カレンダー、モビリティ・オプション、スマート・ホームのエネルギー状況、BMW i3の充電状態、天気予報などの日ごとの重要な情報が表示できる。

もちろん車載カメラも搭載しており、撮影した画像をネットワーク端末にストリーミングで流すリモート3Dビューなどのお楽しみ機能の他、駐車中の自分のクルマが動かされたかどうかを識別し、車載カメラを起動するなどのセキュリティ機能も備えている。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-20

BMW i8 ミラーレス (BMW i8 Mirrorless)
BMW i8 ミラーレス は、リアビュー・ミラーの代わりに3台のカメラを使用したシステムでより広い視野範囲をカバーし、危険な「ブラインド・スポット」を排除していく。

カメラからの画像は、ルーム・ミラーの代わりに配置されたディスプレイ内に統合。カメラやディスプレイのプリセット作業(ミラー調節に該当)は不要だ。

システムはカメラの画像を評価し、例えば黄色の警告マークで警告するなど、差し迫った危険に対してはその状況に応じて反応。
駐車時をサポートする軌跡ラインが画像に重ねて表示されるほか、他の乗員も車両後方の交通状況を知ることが可能になる。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-17publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-16 publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-24

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-21

ヘッドアップ・ディスプレイ・ヘルメット
ヘッドアップ・ディスプレイ・ヘルメットは、必要な、あるいは要求された交通情報や車両情報を直接ライダーの視野内に投影する。

publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-22 publish-the-latest-user-interface-in-bmw-ces2016-0106-23

他にも現在、近未来の自動車に搭載されるであろう多彩なインターフェイス技術の一端がCES2016で公開されるようだ。

その他、展示概要は以下の通り

BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクション
BMW i ビジョン・フューチャー・インタラクションは、ネットワーク化されたコックピットと、未来のユーザー・インターフェースのコンセプト提案であり、主な内容は以下などがある。

  • BMW iビジョン・フューチャー・インタラクションでは、状況に応じて表示内容を調整できる高精細自動車用ディスプレイ、ジェスチャー・コントロール機能、タッチ・スクリーン式ディスプレイ、ボイス・コントロールを装備。
  • ドライバーへの情報は、ヘッドアップ・ディスプレイ、メーターパネルの3Dディスプレイおよび21インチ・パノラマ・ディスプレイに表示していく。
  • BMW iビジョン・フューチャー・インタラクションはエアタッチ(AirTouch)を世界初公開:手の動きや距離感をセンサーで認識することにより、パノラマ・ディスプレイをタッチ・スクリーン同様に、かつ画面に触れることなく操作が可能。
  • 操作エレメント数を最小限に削減。3つのドライブ・モード「ピュア・ドライブ(自分で運転)」、「アシスト(アシスタント・システムがアクティブに介入)」、「オート・モード(高度に自動化されたモード)」をステアリング・ホイール上で選択可能。

BMWコネクテッド(BMW Connected)
BMWコネクテッドは、個人のモビリティのためのパーソナル・デジタル・アシスタントのプロトタイプ。将来のモビリティ・ニーズや要件に着目した機能で、詳細は以下などがある。

  • BMWコネクテッドとオープン・モビリティ・クラウドはモビリティに関する革新的なアプローチのコンセプト。BMWコネクテッドは、自宅でも、徒歩での移動中でも、またユーザー自身の車や公共交通機関を使った移動中でも、あらゆるネットワーク上の端末と常時接続。
  • BMWコネクテッドのためのプラットフォームは、極めてフレキシブルなサービス・アーキテクチャーによるオープン・モビリティ・クラウドである。
  • オープン・モビリティ・クラウドにより、機械的な学習とデータ分析のための広範囲にわたる能力を提供。ユーザーがデジタル・サービスをより頻繁に使用することにより、効果的にそれらをパーソナライズすることを可能にしている。
  • ユーザーに関する情報を常に適切なタイミングで提供。BMWコネクテッドは、例えば定期的に利用するルートを学習し、そのルート付近に障害が予測された場合、あらかじめその情報をユーザーに提供していく。