ルノー・日産・三菱自動車、滴滴出行と中国でカーシェアリングで協業へ


世界をリードする自動車アライアンスとして、グローバルな交通サービス大手と将来のビジネス機会を開拓へ

ルノー・日産自動車・三菱自動車工業3メーカーによる自動車アライアンスは、中国の配車アプリ大手である滴滴出行(ディディチューシン)と、中国国内での電気自動車(EV)のカーシェアリングプログラムに関する将来的な協業について覚書を締結した。

昨年、ルノー・日産自動車・三菱自動車工業が発表した中期計画「アライアンス2022」には、無人運転車両による配車サービス事業の開始についても盛り込まれていた。

これを踏まえて今回、滴滴出行と取り交わした覚書は、中国国内での電気自動車(EV)のカーシェアリングプログラムに関する将来的な協業について覚書を締結したもの。これはモビリティサービスに対する3社連合によるコミットメントを明確に示すものだとアライアンスグループ3社では述べている。

この取り組みに対してコネクテッドカーおよびモビリティサービス担当アライアンス専務執行役員のオギ レドジク氏は、「当アライアンスが滴滴出行と今後開拓していく機会は、事業の面でもテクノロジーの面でも大いに期待できるものです。

この協業は、当アライアンスが推進している電動化、自動運転、コネクティビティ、新しいモビリティサービスを拡大する戦略に沿うものです。」と話した。

なおこのレドジク氏は、アライアンスSVPに2016年1月7日付で就任。パリを拠点として、フランスにあるルノーのテクノセンターおよび厚木の日産テクニカルセンターのチームを統括している。

同氏は、アライアンスの全ブランドの顧客がコネクティビティ機能を体感できるよう、同機能の検証プロセスの促進に責任を持っている。

同氏のチームは、技術系企業および関連サプライヤーとのパートナーシップを構築、管理し、世界第4の自動車グループであるルノー・日産アライアンス内での新規事業の提案を奨励していく役割を持っている。

一方、滴滴出行の快捷事業群(Express Mobility Group)の総経理(General Manager)である陳汀(チェン ティン)氏は、「ルノー・日産自動車・三菱自動車のような業界リーダーと戦略的な提携を行い、滴滴出行の強みやリソースを共有することによって、私たちはモビリティに対する多様なニーズに応え、シェアリングに基づくオープンな交通のエコシステムを形成することができるようになります。

滴滴出行は今後もライドシェア、人工知能(AI)、新エネルギーといった領域でイノベーションを起こしていきます。」とコメントしている。

ルノー・日産自動車・三菱自動車工業の3社のアライアンスによると、「世界最大の販売台数を持つ自動車グループとして、本アライアンスは自動車関連のさまざまな新技術の融合やシナジー創出を加速しています。

特にアライアンス2022の中期計画終了時までには、EV共用プラットフォームと共用部品を活用し、12車種の100%EVを発売する予定だとしている。

また、自動運転技術を世界で合計40車種に搭載し、無人運転車両の配車サービス事業に参画する予定だとする。

既に同計画において、ルノー・日産自動車・三菱自動車は2022年の計画終了までに、年間販売台数は1,400万台以上に、売上高は2,400億ドルに達すると見込んでいる。また2017年、アライアンスメンバーの3社は合計で1,060万台以上の自動車を販売した。

また、3社はドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係も結んでいる。

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