UDの新型クオン、シンガポールとニュージーランドで販売開始

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UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:村上吉弘)は、シンガポールに続いて、ニュージーランドでフラッグシップ大型トラック新型「クオン(Quon)」の販売を開始した。なお豪州地域ではオーストラリアで先行販売を開始しており、UDは輸出が好調な農林水産物の輸送需要に応え当地顧客の細かなニーズに対応していくと述べている。

またその一方でASEANエリアは、世界第2位のコンテナ取扱量を誇るシンガポールで国際物流のハブ機能の強化に貢献していくとしている。

まず豪州で豊かな国土と地形に恵まれたニュージーランドは、その地域特性を活かして、林業や酪農、農業といった農林水産業を国の主要産業としていることから、それらの輸出が同国の輸出総額の半分以上を占めてる。

近年は最大の貿易相手国である中国への輸出が急増しており、これに伴い、各生産地から輸出拠点への地域間輸送の需要が拡大傾向にある。また住宅不足やインフラ事業の促進により、建設業も活性化、ダンプや建設機械を輸送する需要も拡大している。

そんなニュージーランドの道路は起伏に富んでおり、トラックには高い「運転性能」が求められる。加えて長距離輸送のみならず、一般輸送でのニーズも高いことから当地でも日本メーカーに対する需要が高い。

これに応えてUDトラックスは、トラクターモデルからカーゴモデルまで幅広いラインアップをニュージーランドに供給。当地マーケットで重要視されている「運転性能」でも、新型エンジンとトランスミッションの組合せにより高い商品性を訴求。さらにフェリー航送の多いニュージーランドの物流ゆえに、航送時に車体の揺れを抑える機能を備えたエアサスペンションにも高い期待が寄せられているとする。

なかでも大型トラック「クオン」の6x4トラクター(後輪2軸駆動)は従来から信頼性、効率性への評価が高いため、ニュージーランドでの販売台数は、今発売の新型効果も踏まえて大幅に伸張するものと同社では想定しているようだ。

ニュージーランドでの新型クオン販売に際し、UDトラックス インターナショナルセールス担当シニア・バイスプレジデントのピエール・ジャン・ヴェルシュ・サラモン氏は「現在、好景気に沸くニュージーランド市場に良いタイミングで、 クオンを導入することができました。

この導入をきっかけに、さらなる販売拡大につなげていきたい」とし、「オーストラリアに続き、ニュージーランドでもクオンの市場投入を果たしましたが、これで終わりではありません。今後もお客様のニーズにより細かく対応できるよう、さらなるバリエーション展開を予定しています」と話している。

具体的な当地のディストリビュータ体制は、UD Truck Distributors NZ Ltdを介して、23の拠点で販売される。この発売に際し、ニュージーランドのオークランドの南部で発表イベントを開催、関係者、報道関係者の出席の下、商品説明と試乗が実施された。なお2017年は大型車で97台の販売実績を印している。

一方、シンガポールでも新型クオンは、大きな存在感を残せている。シンガポール政府は、海運・港湾事業を国の主要産業の一つとして位置づけ、官民一体となって港湾整備、制度面の充実に取り組んでいるが、その結果、「国際物流のハブ機能」としての地位を背景に、同国内のみならず近隣諸国をまたいでの物流拡大でさらなる需要拡大が見込まれている。

そんなシンガポールでは長距離輸送のみならず、周辺国によって路面状況も異なることから、優れた操縦性能によるドライバーの負担軽減と信頼性が求められる。またパリ協定に基づき、国を挙げて二酸化炭素排出量の削減に取組んでおり、高い環境性能も必要だ。

今回、同社が当地に導入した新型「クオン」は、軽量化されたシャシーおよび新しいGH11エンジン、電子制御式 オートマチックトランスミッション「エスコット・シックス(ESCOT-Ⅵ)」により優れた操縦性能を発揮、シンガ ポールの市場で求められるニーズに高次元で対応していると同社では話している。

シンガポールに於ける販売開始では、先のピエール・ジャン・ヴェルシュ・サラモン氏は「私たちは常に人を最優先にしたイノベーションを旨としており、どんなドライバーでも安全に運転しやすいトラックを提供しています。

私たちのトラックは物流効率を最大化し、そして生産性の向上に貢献します。新型クオンは、今日そして今後のお客様のニーズのみならず、シンガポールの『国際物流のハブ』を目指すという目標をサポートするための新しい世代のトラックです」と語っている。

そもそもUDトラックスは、シンガポールで約40年に亘って販売・サービスを提供しており、昨2017年の販売台数は約190台であった。

なかでも海運・港湾業の顧客から高効率性とカスタマーサービスで定評を得ており、トラクターへの高い需要を背景に建設業者からニーズの高い8ⅹ4ラインナップに追加。発表イベントは5月24日に行われ、多数の関係者・報道関係者が参加した。