オートバックス、“都会時間”を放棄した段ボールアート会社をサポート


株式会社オートバックスセブン(本社:東京都江東区豊洲、代表取締役社長執行役員:小林喜夫巳)は、今年の4月16日から製品やサービスの提案に特化した独自のクラウドファンディングサイト「」を開設しているが、このサイトで只今、大分県国東市に拠点を持つアートクラフト(立体パズル)メーカー「国東時間株式会社」のペーパークラフトを出品している。( 坂上 賢治 )

ちなみにこのペーバークラフト製品は、このクラウドファンディングでの登場に先立ち、オートバックスのショッピグサイトやオートバックスミニイオンモール甲府昭和、オートバックスガレージ府中店でもひっそりとテスト販売されていたもの。

そんな国東時間とオートバックスとの接点は、オートバックス社員が出張で大分県を訪問した際、大分空港のロビーで巨大なゴジラの段ボール模型に遭遇し、その精緻な造りとあまりの巨大さに驚いたことが切っ掛けになったのだという。

この国東時間は、その名前通り大分県・大分県の北東部、円形状に突き出ている国東半島のほぼ中央の中山間地で廃校になった小学校舎を拠点に社員7名が所属している空間デザイン会社。

そもそもは建築家の松岡勇樹氏が1995年に考案した組立て式段ボール製マネキンを製造・販売することを目的に有限会社アキ工作社として創業。以来、都会とは異なる時間で流れ続ける国東半島独特の時間を資本に、地域共同体の一部として運営を続けている。

そんな同社が今も主力製品として手掛けているのが輪切り状の段ボールを積み上げる格好で並べ、恐竜や動物などの精緻なペーパークラフトキットである。

その他にも贈答用パッケージでシャンパンを入れるペンギンの形の「シャンペンギン」、ハムを贈るための「ブタハム」などが当地では良く知られている。さらに昨今は、ニューヨークやパリへも販路開拓を進め、海外売上が販売上でまとまった割合を占めるまでになった。

都会の“他人の時間”で仕事をすることを放棄し、国東の固有の時間のなかで農作業や地域の活動の輪に入るなどを通して、より創造的な仕事の形を目指す同社は、今日も里山でのスタートアップコミュニティの実現を目指し、廃校で日本の未来の理想の姿に夢を馳せつつ、ものづくりを続けている。