フェラーリ、パリショーでMonza SP1 & SP2を披露

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

フェラーリ(Ferrari S.p.A、本社:伊・モデナ県マラネッロ)はフランス時間の10月2日、Ferrari Monza SP1およびSP2を初披露した。これは「Icona(イーコナ)」と呼ばれる新しいコンセプトの記念すべき最初のモデルとなる。

このMonza SP1 & SP2は、フェラーリの歴史の中でも特に刺激的な存在を示した車輌をモチーフとしてコレクターに向けて展開する新たな限定シリーズとなる。

車両は、50年代にスクーデリアのワークスドライバーだけでなく、世界各国のジェントルマン・ドライバーが国際的なモータースポーツ・イベントに参戦しては、しばしば伝説的なプロフェッショナルドライバーとサイド・バイ・サイドの接戦を繰り広げていたバルケッタをモチーフにしたもの。

フェラーリ最初のバルケッタは、1948年にリリースした166MMのオープントップバージョンで、「barchetta」のネーミングは、その年のトリノ・モーターショーでこのモデルを初めて目にしたジョヴァンニ・アニエッリが「これは自動車というよりもバルケッタ(イタリア語で小型のスピードボートの意)のようだ」とコメントしたことで付けられた。

当時のカロッツェリアのひとつ、トゥーリングのボディを架装した166MM barchettaは、モータースポーツの歴史にフェラーリの名を刻む。そしてミッレ・ミリアで最初の勝利を飾ると、1949年のル・マン24時間でも勝利し、フェラーリ・スポーツカーの成功への道を切り開いた。そして「barchetta」の名は、後に続く750 Monzaや860 Monzaなど、ニューモデルのネーミングに引き継がれてきた。

純粋な創造性という観点から、1950年代バルケッタの魅惑的なフォルムは、当時のモータースポーツシーンを様々な形で想起させる。Monza SP1とSP2にもそのバルケッタのイメージを随所に込められている。

なおこのMonza SP1とSP2の注目ポイントのひとつは、テールライトに新しいコンセプトを採用したことにある。

新たなデザインのサイドライトとブレーキランプは分断されることなく、一体でシルエットを描いて上下シェルの間の薄いスリットに収められた。これによってテールライト・アッセンブリーが、フェンダーから流れ出てボンネットを囲むような一筋のラインを創出し、アッパー・シェルがまるで独立しているかのような印象となった。

Monza SP1とSP2には812 Superfast直系のエンジンが搭載されているが、インテークマニホールド内を流体力学的に最適化することで、より性能を高めた。

2018年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞した排気量4リッター以上のクラス最高を誇るV型12気筒エンジンには数多くの革新的な技術が導入されている。高性能ガソリンエンジンに初めて採用された350barの直噴インジェクションシステムと可変インテークマニホールドの組み合わせは、自然吸気F1エンジンからの技術移転で実現させたものだ。

Monza SP1とSP2は0-100km/hを2.9秒、0-200km/hを7.9秒、制動性能においても100km/hからの停止距離はわずか32mと、812 Superfastと同等の性能を達成。最高速には、わずかに812 Superfastに届かないが、それでも余裕で300km/hを超える。

これら目標性能を達成するために、F12tdfでデビューし、その後812 Superfastにも搭載されたバーチャル・ショートホイールベース・コンセプトと電動パワーステアリング(EPS)を装備。

大径21インチの鍛造ホイールにはフロントに275/30、リアに315/30というワイドタイヤを装着し、サスペンション・セッティングをわずかに固くすることで俊敏さと入力に対する反応性を高めたドライビング・フィールをもたらす。

一切のウインドスクリーン類がないため、ボンネットからの気流は、正面からドライバーの顔に当たる。バーチャル・ウインドシールドは、この気流によるネガティブな影響を最小化しながら、この種のオープンカーだけがもたらす痛快なスピード感や路面との一体感ももたらすことを可能にした。

最後にフェラーリでは、Monza SP1とSP2にも年間のフェラーリ純正メンテナンス・プログラムを用意。この純正メンテナンス・プログラムは、最初の車輌登録から7年間にわたり、すべての定期メンテナンスを保証する。

主要諸元

エンジン
タイプ V12 – 65°
総排気量 6,496 cc
ボア & ストローク 94 × 78 mm
最高出力* 596 kW(810 cv)@ 8,500 rpm
最大トルク* 719 Nm @ 7,000rpm
圧縮比 13.6:1

サイズ & 重量
全長 4,657 mm
全幅 1,996 mm
全高 1,155 mm
ホイールベース 2,720 mm
フロント・トレッド 1,688 mm
リア・トレッド 1,678 mm
乾燥重量** 1,510 kg
燃料タンク容量 90 L

タイヤ
フロント 275/30 ZR 21 10 J
リア 315/30 ZR 20 11.5J

ブレーキ
フロント 398 x 38 mm
リア 360 x 32 mm

パフォーマンス
0-100 km/h 加速 2.9 秒
0-200 km/h 加速 7.9 秒
最高速度 300 km/h 以上

トランスミッション/ギアボックス
F1 – 7速デュアルクラッチ・トランスミッ ション

電子制御
ESP, ESC, F1-Trac, E-Diff 3,
SCM-E(ツインソレノイド装備)

パフォーマンス
0-100 km/h 2.9 秒
0-200 km/h 7.9 秒
100-0 km/h 32 m
最高速度 300 km/h 以上

燃料消費/CO2排出量
ホモロゲーション申請中

* 98 RON(オクタン)燃料使用時
**軽量オプション・コンポーネント装備車

Ferrari 488 Pista Spider
フェラーリ史上最高性能のドロップトップ、パリ・モーターショーで欧州デビュー
フェラーリ・ジャパン株式会社 2018年10月3日 00時08分

ツイート
はてな
画像DL
・・・
その他
0
google+
メール
Slack
ChatWork
トークノート
close

なお加えてペブルビーチ・コンクール・デレガンスで世界初披露されたスペシャルシリーズのニューモデル、Ferrari 488 Pista Spiderもパリ・モーターショーで欧州デビューを果たした。

フェラーリが発表するこの50台目のドロップトップモデルは、1.92 kg/cvという比類の無いパワーウェイトレシオを誇るフェラーリ史上最もパワフルなスパイダーとなっている。

0-100 km/h 加速2.85秒、フィオラーノ・ラップタイム1分21秒5をマークした488 Pista Spider は、フェラーリ史上最も高性能なスパイダーで、488 Pista Spiderのエンジンは、その性格と性能において、新世代ターボエンジンはもちろん、自然吸気エンジンを含むすべてのエンジンのベンチマークを確立した。

488 Pista Spiderの技術性能データは突出しており、このセグメントの最上位に位置する。488 Pista Spiderのエンジンは、8,000 rpmで、488 Spiderを50 cv、先代のスペシャルバージョンを115 cvも上回る720 cvというパワーを発揮。185 cv/lという比出力に加え、最大トルクに関しても、全エンジン回転域でこれまでのエンジンを上回り、3,000 rpmから770 Nmの最大トルクが得られる(488 Spiderを10 Nm以上増大)。

トランスミッションは生粋のレース専用車に匹敵する高性能ギアシフト戦略によって、スポーツ走行時のフィードバックを強化。マネッティーノの「RACE」ポジションで利用可能となるこの新ギアシフト戦略によって、シフトタイムは30ミリ秒短縮させている。

フロントに搭載するラジエターのレイアウトも完全に設計し直され、488 Challengeと同様に、ラジエターを従来とは逆にリア方向に傾け、熱気をフロントホイール前のアンダーボディに導き、排出するようされている。これによってリアに搭載したインタークーラーの冷却性能を10%改善できただけでなく、エアロダイナミクスも改善することができました。タイヤ露出部分の仮想フェアリングによって、CD値は7%も改善された。

インテリアでは、メイン・インストルメントパネルの周囲に2つの新開発オール・カーボンファイバー製計器クラスター(オプション)を装備。通常はパッセンジャー前のダッシュボードに組み込まれるグローブコンパートメントを無くし、その代わりにリアベンチとドアに便利なストレージポケットを装備した。これによってダッシュボード下のボリューム感を視覚的にスリム化することができている。