経産省、トヨタを水素・燃料電池自動車の世界技術規則対応業者に登録

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登録により協定に加盟する31の国と地域で市場投入が可能に

経済産業省は平成27年3月23日付けで、トヨタ自動車を高圧ガス保安法に基づく「水素及び燃料電池に関する世界技術規則(gtr)」に対応する容器等製造業者として登録したと発表した。

行政は燃料電池車の普及を視野に、現行の高圧ガス保安法下で、安全性を確保しながら技術基準の改正を行ってきた。

行政側も水素・燃料電池車の技術基準改定に腐心

これを踏まえ経済産業省は「水素及び燃料電池の自動車に関する世界技術規則」を国内法令に取り込むため、高圧ガス保安法に基づく容器保安規則、器保安規則に基づく表示等の細目、容器再検査の方法等を定める告示などを平成26年(2014年)5月30日付けで改正した。

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一方でトヨタは経済産業省中部近畿産業保安監督部に対して、世界技術規則に対応する容器(国際圧縮水素自動車燃料装置用容器)に関して高圧ガス保安法に基づく容器等製造事業者の登録を申請。このほど経済産業大臣名により容器等製造業者として登録された。

トヨタ自動車のFCVの開発・製造に追い風

本来トヨタは、2014年8月に高圧水素タンクの「登録容器製造業者」として経済産業大臣の認可を取得済みであったが、今回の製造事業者登録により「車両並びに車両への取付け又は車両における使用が可能な装置及び部品に係る世界技術規則の作成に関する協定」に加盟する31の国と地域で、自ら高圧ガス保安法に基づく容器検査や刻印等を行い市場へ送り出せるようになる。

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このため、国際圧縮水素自動車燃料装置用容器について、高圧ガス保安協会等の容器検査を受ける必要がなくなり、同社が開発する「MIRAI(ミライ)」のようなFCV(水素・燃料電池自動車)の生産効率化に拍車が掛かる見込み。

「車両並びに車両への取付け又は車両における使用が可能な装置及び部品に係る世界技術規則の作成に関する協定」に加盟する国と地域は以下の通りとなっている。

オーストラリア、アゼルバイジャン、カナダ、中国、EU、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、イタリア、日本、カザフスタン、韓国、リトアニア、ルクセンブルグ、マレーシア、モルドバ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ルーマニア、ロシア、スロバキア南アフリカ、スペイン、スウェーデン、タジキスタン、チュニジア、イギリス、アメリカ

なお水素スタンドでの充填時における最高充填圧力は87.5MPa(約860気圧、温度約85度)で、容器自体の使用期限は15年となっている。

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以下参考

【トヨタ既存リリース動画】新しい未来について豊田章男氏語る