「公益信託ENEOS水素基金」2015年度の助成対象者を決定

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

水素エネルギーによるサステナブルな社会の実現に向けて

JX日鉱日石エネルギー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉森 務、以下、JXエネルギー・ENEOS)は10月19日、同社が設立した「公益信託ENEOS水素基金(運営委員長:堂免一成東京大学工学系研究科教授、受託者:三井住友信託銀行)」は、2015年度の助成対象者を次の5名に決定したと発表した。

第1分野<水素製造技術>
– 大尾 岳史(だいお たけし)氏
九州大学水素エネルギー国際研究センター 学術研究員
“水素発生材料や次世代エネルギー材料における触媒の水素発生挙動を直視できるナノスケール顕微システムの実現”

第2分野<水素貯蔵・輸送媒体に関する技術>
– 礒部 繁人(いそべ しげひと)氏
北海道大学大学院工学研究院材料科学専攻 特任助教
“グラフェン金属クラスターの水素貯蔵”

– 張 浩徹(ちゃん ほちょる)氏
中央大学理工学部応用化学科 教授
“非貴金属-電子・プロトンプーリング有機骨格の協奏による水素発生システムの構築”

第3分野<CO2固定化技術>
– 天尾 豊(あまお ゆたか)氏
大阪市立大学複合先端研究機構 教授
“二酸化炭素還元に基づく光駆動型エネルギーキャリア生成-常温・常圧水素放出デバイスの創製”

– 近藤 剛弘(こんどう たかひろ)氏
筑波大学数理物質系物質工学域 准教授
“窒素ドープグラフェン粉末を用いた新規 CO2分離吸着材料の開発”

JXエネルギーは、水素エネルギー社会の早期実現に貢献することを目的に、2006年3月、同基金を創設。

同基金は、水素エネルギー供給に関する研究助成に特化した公益信託としては、日本に於いても初のものであり、水素エネルギー供給に関する「独創的かつ先導的な基礎研究」に対し、年間総額5千万円(1件あたりの上限は1千万円)の研究助成金を約30年間にわたり安定的に交付することが可能な規模を有している。

本年度は、63件の応募の中から、本基金の運営委員会による厳正な審査を経て、上記助成対象者を決定した。

このほどの助成決定にあたりJXエネルギーでは、「本基金の助成対象となる研究の成果が、水素エネルギーによるサステナブルな社会の実現に役立つことを期待しています」と述べている。

公益信託ENEOS水素基金の概要
to-determine-the-charitable-trust-eneos-hydrogen-fund-grant-recipients-in-fiscal-201520151020-1
<公益信託について>
公益信託とは、委託者が、財産を一定の公益目的のために信託銀行(受託者)に拠出し、設定した公益信託(公益信託契約)に従って、信託銀行がその財産を管理・運用し、公益のために役立てる制度であり、奨学金の支給、自然科学・人文科学研究への助成、自然環境保護活動への助成、国際協力・国際交流促進など、様々な金銭給付型の公益事業に活用されている。なお、公益信託の設定にあたっては、主務官庁の許可が必要となる。
to-determine-the-charitable-trust-eneos-hydrogen-fund-grant-recipients-in-fiscal-201520151020-2