米リヴィアン、アマゾン主導の投資を介して7億ドルの資金調達

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

昨年11月末に開催されたロサンゼルスオートショー (Greater Los Angeles Auto Show)で、遂にピックアップとクロスオーバー型の2台のプロトタイプEVを披露した「リヴィアン・オートモーティブ(RivianAutomotive)」は2月15日、アマゾン(Amazon.com, Inc.)が主導する調達ラウンドを介して7億ドル(約7百70億円)の資金を獲得したと発表した。

このEVベンチャーのリヴィアンは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のスローン自動車研究所(Sloan Automotive Laboratory)で学んだロバートJスカリンジ氏(Robert・J・Scaringe)が、英マクラーレンのマーク・ヴィネルス氏を迎えて2009年にメインストリーム・モーターズ(Mainstream Motors)という社名で米ミシガン州プリマスで創業。社名を2011年にリヴィアン・オートモーティブと改めた。

なお同社は未だ非上場であり、かつ実車両の未生産企業ありながら、既に本格的な車両製造拠点も備えており、この同社拠点は三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、CEO:益子修、当時の代表取締役社長は相川哲郎氏)が2015年7月27日に撤退を決めた当時の米子会社ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(MMNA)のイリノイ州ブルーミントン・ノーマル市所在の工場をそっくり取得したものである。

当時の三菱自動車工業は、2015年11月末で米国内での自動車生産を完全撤退し、主力生産拠点である日本国内の岡崎工場への集約を決めたが、拠点の売却先が永らく見つからずにあったが、2017年にリヴィアンが同工場の取得に動いた。

昨年末まで開発製品だけでなく、企業内容自体もその多くが謎に包まれていたリヴィアンだが、同社の今発表資料によると発表車両の「R1T」と「R15S」は、彼らが「スケートボードプラットフォーム」と呼ぶ柔軟性の高いシャシープラットフォームにより走行性能や実用性でも高い完成度を誇ると綴られている。

搭載バッテリーは105・135・180kWhの3容量展開を想定。搭載モーターの最大出力147kWの4基。出力トルクはバッテリー容量別に560Nmから1120Nmまでと異なる。航続距離は105kWhで240マイル(約388㎞)から180kWhで400マイル(約648㎞)。またその新型車両は、2020年後半に市場投入が行われる予定としている。

また7億ドルの今投資についてアマゾンのワールドワイド・コンシューマー(Worldwide Consumer)担当CEOのジェフ・ウィルケ氏(Jeff Wilke)は、「ロバートは優れた組織づくりと優れた製品に見合う技術の選択にも成功した。我々はそのような革新的な企業に投資することを大変嬉しく思う」と話していると結んでいる。