ヴァレオ、 人とくるまのテクノロジー展2017出展。CO2排出量削減策と運転サポート技術を披露


自動車部品サプライヤーの仏・ヴァレオ(本社:フランス・パリ、CEO:ジャック・アシェンブロワ /Jacques Aschenbroich)は、2017年5月24日(水)から26日(金)までパシフィコ横浜・展示ホールにて開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017」に於いて、CO2 排出量の削減と直観的ドライビングに貢献する最新技術を展示する。

今年のヴァレオブースでは、レーザースキャナーSCALAによる360°検知 「SCALAコクーン」による障害物検知をリアルタイムで表示するデモンストレーションを日本で初めて実施する。

また、ヴァレオは、ドライバーモニタリングシステム、センサークリーニングシステム、48V 電動リアアクスルドライブ、トルクコンバータ用ブレードダンパーを日本で初披露するほか、新技術として高電圧モーター&インバーター、ヒートポンプシステムを展示していく。

(1)レーザースキャナー SCALAは、広い視野を幅広い角度で、高解像度かつ正確に検知することができる。

昼も夜も、低速でも高速でも機能し、木々や駐車している車両、ガードレールなどの静止物も、走行中の車やバイク、歩行者など動く対象物も、あらゆる障害物を検知。

SCALAは、市販車に搭載される初のレーザースキャナーとして、2017年にドイツのプレミアムブランドの車に搭載される。

人とくるまのテクノロジー展2017でヴァレオは、4台のレーザースキャナーで360°全周検知を行う「SCALAコクーン」のデモンストレーションを行う。

(2)ドライバーモニタリングシステムは、単にドライバーを認識するだけではなく、運転への集中度をチェックする新しいシステムである。

前方を見て運転すべき状況において、ドライバーが道路上に視線を向けているかを確認。具体的には、ドライバーの注意力が散漫になっているのを検知すると警告を出す仕組み。

また、ドライバーが誰であるかを認証したり、将来は視線による機器の制御を行うこともでき、これらの開発によって安全性を高めるとともに、新世代の運転支援機能をより直観的に使えるようになる。

(3)センサークリーニングシステムは、センサー類の開発にあたって、センサーが正確に作動すさせることが重要となる。

まずは視野をクリアに保つことが重要であり、信頼できる情報を得るためには、あらゆる状況でセンサーをクリーンにしておかなくてはならない。

そこでヴァレオは、フロントカメラ、サラウンドビューカメラ、リアカメラ、レーザースキャナーなどさまざまなセンサーをクリーニングする、エントリーレベルから高性能なモデルまであらゆるシーズンや状況に対応するセンサークリーニングを提案していく。

ヴァレオのシステムは、洗浄液の使用量を抑えることができ、安全性と快適性を両立させている。

48V 電動リアアクスルドライブ (eRAD 48V) は、48V BSGとともに後軸に搭載する電動モーターだ。

これにより、より高い燃費向上が可能となり、バッテリーサイズに応じた電動での四輪駆動と限定的なゼロエミッションドライブが可能となる。

48V 電動リアアクスルドライブは単独で街乗り用低速EV向け電気駆動モーターとしても使用できる。ヴァレオでは、同社の48Vソリューションはあらゆるタイプの車両に、ガソリンとディーゼルエンジンどちらにも搭載可能と云う。

トルクコンバータ用ブレードダンパーは、ヴァレオの独自の減衰ソリューションである。

内部摩擦なしに効果的な剛性を可能にすることにより、エンジンスピードやトルクにかかわらず、音振(NVH)性能を維持。

特に、独自の剛性変化率によって、気筒休止の有無に関わらず350Nmまでのトルクにおいて非常に効果的なソリューションとなっている。

剛性カーブをエンジントルクごとに調整することで、ペンデュラムシステムよりもシンプルな設計になる。

なおブレードダンパーは、AT、ダブルクラッチ、MT、ハイブリッドと、あらゆるトランスミッションで使用可能だ。

高電圧モーターでヴァレオ・シーメンス・eオートモーティブは、SUV ボルボの7人乗り高性能新型SUVのXC90に高電圧モーター&インバーター を提供している。

「Drive-E」エンジン は、400 hp/640 Nm の力強さと、59 g / km という低排出ガスとNEDCでの2.5 l/ 100kmの高い燃費性能を共に実現。この高信頼性で廉価なe-モーター は、自動車のe-モビリティのビジョンの実現を前進させるものとなった。

同期モーター・コンセプトは、2.6 kW / kgまでの非常に高い出力密度を提供する理想的なアプローチ。25kWから最大300kWの出力まで、モーターの長さと直径を、完全に最適化できる。

ヒートポンプシステムは、冬の市街地ドライブ時に、完全電動ドライブモードで走る車にとって必要不可欠な機能である。

具体的には、一般に走行するのと同程度のエネルギーが車室内の暖房に使用されることがある。ヴァレオは、このサーマルマネージメントの課題に取り組むことで、EVの走行可能距離を延ばすことを目指した。

ヴァレオは、車室内を快適に暖めながら、EVの走行距離への影響を最低限に抑えるために、低GRP(地球温暖化係数)冷媒を使用した複数の構造のヒートポンプシステムを開発。

温水式のヒートポンプには、2016年にPACEアワードを受賞したヴァレオの水冷コンデンサーを組み込むことが可能で、バッテリー駆動車両の走行距離を最適化し、冬期で最大30%、夏期には20%延ばすことができる。

ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーである。

高い技術力を持つヴァレオは、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供。

2016年度のヴァレオグループの売上高は約165億ユーロであり、OEM売上の11%以上を研究開発に投資した。

またヴァレオは、32カ国に166カ所の工場、20カ所の研究センター、38カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約100,900人の従業員を擁している。なおヴァレオはパリ証券取引所に上場しており、CAC40指数に採用されている。

また日本におけるヴァレオの歩みは、1985年12月の日本法人設立から始まった。

主要な自動車メーカーが本拠地を構える日本は、ヴァレオグループにとって大変重要な国となった。現在、株式会社ヴァレオジャパン、ヴァレオトランスミッションジャパン株式会社、市光工業株式会社からなる日本のヴァレオグループ3社は、日本国内に13カ所の生産拠点、5カ所の研究開発センターを構え、約5,800名の従業員を擁している。
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